
神戸出身。1950年代渡米後、ジョン・ケージらと実験的音楽活動を展開し、偶然性の導入や図形楽譜を用いた作品を書き、作曲、演奏の両方で意欲的に活動。61年帰国後現在に至るまで、常に日本音楽界の中心として、自作ならびに欧米の新しい音楽の紹介、伝統楽器群や声明を用いた新しい視点によるプロデュース活動他でさまざまな分野に強い刺激を与え続けている。
10代で二度毎日音楽コンクール(現、日本音楽コンクール)作曲部門第1位受賞。以後、これまでに尾高賞を4回、中島健蔵賞、フランス文化勲章、毎日芸術賞、京都音楽賞大賞、サントリー音楽賞、紫綬褒章、旭日小綬章、神奈川文化賞など受賞多数。2008年文化功労者受章。
作品は文化庁委嘱のオペラ「モモ」(1995)や、新国立劇場委嘱オペラ「光」(2003)の、神奈川県民ホール委嘱オペラ「愛の白夜」などのグランド・オペラの他、6曲の交響曲、室内楽作品、「往還楽」「雪の岸、風の根」「邂逅」などの雅楽、声明を中心とした大型の伝統音楽など多岐にわたっている。音楽の空間性を追求した独自の作風による作品を発表し続け、国内のオーケストラはもとより、フランス・ナショナル、イギリス・BBC、スイス・トーンハレ、ノルウェー・オスロフィルなどのより世界各国で演奏されている。