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極めつけのプログラム!衝撃のR=コルサコフとマーラー!! R=コルサコフの名曲『シェエラザード』と日本初演の歌劇『不死身のカシチェイ』という贅沢なプログラム。 そして、われわれは、マーラー『復活』で至福へと導かれることになる!!
公演プログラムは、ハイレベルかつエネルギッシュなEUユース・オーケストラを十二分に味わえるものとなっています。
今年は、リムスキー=コルサコフの没後100年の年に当たることから、色彩感豊かなオーケストレーションが発揮される『シェエラザード』のほか、今回が日本初演となる歌劇『不死身のカシチェイ』(全1幕・演奏会形式)という贅沢なものとなっています。ロシアオペラの本場、ゲルギエフ率いるマリンスキー劇場で活躍する豪華なソリストたちの歌唱も聴きどころです。
また、感動的な独唱と合唱を伴うマーラーの交響曲第2番『復活』では、豊かな表現力と存在感でその活躍に目を離せない坂本朱、薗田真木子が出演します。合唱を担当するのは、東京音楽大学の学生たちです。ヨーロッパの若者たちと日本の若者たちの息吹がハーモニーとなってホールいっぱいに響きわたります。
アシュケナージが生みだす祖国ロシアの音楽とマーラーの大曲は、絶対に聴き逃がせない演奏会です。
2008年8月22日(金)公演 プログラム
没後100年記念 リムスキー=コルサコフ作曲
交響組曲『シェエラザード』について
「シェエラザード」は「アラビアン・ナイト」の物語を表題として作曲され、美しいメロディやハーモニー、異国情緒などに満ちた曲であることから、クラシック音楽の入門者にもひろく親しまれているとても有名な曲です。また、管弦楽法の大家でもある彼の代表作であり、全曲が絢爛たる管弦楽の一代絵巻物のような色彩感にあふれています。作曲者が初演時にオーケストラに説明したことなどから、各楽章に「表題」があると考えても差し支えないでしょう。
構成は、第1楽章「海とシンドバッドの船」、第2楽章「カランダール王子の物語」、第3楽章「若き王子と王女」、第4楽章「バクダッドの祭り、海、青銅の騎士のある岩にての難破、終曲」です。それぞれはつながりがない物語ですが、それらを結び合わせる糸として、王に物語を聞かせるシェエラザードをソロ・バイオリンで描写しています。
日本初演
歌劇『不死身のカシチェイ』(全1幕)について
「不死身のカシチェイ」は、リムスキー=コルサコフ(1844〜1908)が晩年、娘ソフィアの助言により、E.M.ペトロフスキーの小品をもとに作曲した12作目の歌劇です。不死身のカシチェイという妖精物語を基に作られたもので、リブレットは作曲者自身により書かれています。
カシチェイは、若い女性をおどす醜い年老いた魔王です。美しい王妃(ツァレーヴナ)は、最愛のイワン王子を想い焦がれながら、カシチェイによって、暗黒の王国に閉じ込められています。カシチェイの娘カシチェーヴナは絶世の美女ですが心を硬く閉ざし、カシチェイは自分の死を娘カシチェーヴナの涙の中に隠します。しかし、カシチェーヴナはイワン王子を愛してしまいます。愛の力によりカシチェーヴナは涙を流し、見えざる声がカシチェイの死を知らせます。イワン王子や王妃は、暗黒の王国を出て、光や春や愛の世界に開放されます。
2008年8月24日(日)公演 プログラム
グスタフ・マーラー作曲
交響曲第2番『復活』について
マーラーが作曲した2番目の交響曲で、大規模な編成の管弦楽とソリスト、合唱を必要とします。全5楽章からなり、第1楽章で「なんじは如何なる目的のために生れてきたか」との問題提起がされます。第2楽章では過去の回想が示され、第3楽章では、たえまない混乱の中の人生が描かれます。
そして第4楽章では、独唱により「人間は大きな苦難の中にあり、大きな苦悩の中にある。自分はむしろ天国にありたい。自分は神からきて、神へ帰らねばならない。愛する神は、自分に光を与えてくれるであろう。自分が永遠の幸福な生命を得るまで照らしてくれるであろう」と歌われます。
第5楽章では、立体的な管弦楽とともに、独唱、合唱が加わります。作曲者は、この楽章について次のように書いています。「荒野に次のような声が響いてくる。あらゆる人生の終末はきた。最後の審判の日が近づいている。大地は震え、墓は開き、死者が立ち上がり、行進は永久に進んでゆく。……偉大なる声が響いてくる。啓示のトランペットが叫ぶ。……聖者たちと天上の者たちの合唱が柔らかに歌う。『復活せよ。復活せよ。汝許されるであろう。』そして、神の栄光が現れる。不思議な柔和な光がわれわれの心の奥底に透徹してくる。……愛の万能の感情がわれわれを至福なものへと浄化する。」そして、クライマックスは大きな高揚感と崇高な響きでしめくくられます。
