神奈川県民ホール オペラシリーズ 2015 ヴェルディ作曲 歌劇オテロ 全4幕 新制作 イタリア語上演 日本語字幕付

指揮は本共同制作を牽引する沼尻竜典、
演出にはイタリアで育ちイタリア・オペラを知り尽くす粟國 淳、
出演は日本を代表する歌手に加え、
世界の歌劇場で活躍するアントネッロ・パロンビをオテロ役に迎えます。
現在望みうる最高のスタッフ、キャストでお贈りする舞台にご期待ください!

キャスト 3/22(日)

*びわ湖ホール声楽アンサンブル **びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー

※やむを得ない事情により、出演者等が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

スタッフ

装置 ・衣裳:アレッサンドロ・チャンマルーギ 照明:笠原俊幸 音響:小野隆浩(公益財団法人びわ湖ホール) 合唱指揮:佐藤 宏 舞台監督:菅原多敢弘

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プロフィール

指揮/びわ湖ホール芸術監督

沼尻竜典 Ryusuke Numajiri

沼尻竜典 Ryusuke Numajiri

1990年第40回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。ロンドン響、モントリオール響、シドニー響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、ベルリン・ドイツ響、デュッセルドルフ響、フランス放送フィル等、欧米各国のオーケストラを指揮。これまで、新星日響正指揮者、東フィル正指揮者、名古屋フィル常任指揮者、日本フィル正指揮者、群馬響首席指揮者、日本センチュリー響首席客演指揮者を歴任。オペラ指揮者としては、97年『後宮からの誘拐』でデビュー以後、ケルン歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、シドニー歌劇場、新国立劇場をはじめ国内外の劇場で指揮。2007年びわ湖ホール第2代芸術監督に就任。本共同制作シリーズで08年歌劇『ばらの騎士』、09年『トゥーランドット』、10年『ラ・ボエーム』、11年『アイーダ』、12年『タンホイザー』、13年『椿姫』、『ワルキューレ』、びわ湖ホール沼尻竜典オペラセレクションで07年『こびと』、08年『サロメ』、09年『ルル』、10年『トリスタンとイゾルデ』、11年『ドン・ジョヴァンニ』、12年『コジ・ファン・トゥッテ』、13年『死の都』で大成功を収めている。91年第1回「出光音楽賞」、99年第7回「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」、01年第51回「芸術選奨文部科学大臣新人賞」、04年第3回齋藤秀雄メモリアル基金賞、05年第46回毎日芸術賞、第23回中島健蔵音楽賞、10年びわ湖ホール沼尻竜典オペラセレクション『トリスタンとイゾルデ』の指揮で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。また、同年『ラ・ボエーム』『トリスタンとイゾルデ』等の成果で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。現在、びわ湖ホール芸術監督、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ音楽監督。13年8月よりリューベック歌劇場音楽総監督にも就任。14年1月自身の作曲による歌劇『竹取物語』を演奏会形式にて日本初演。『竹取物語』は、15年8月びわ湖ホールにて日本初の舞台上演を予定している。

演出

粟國 淳   Jun Aguni

粟國 淳 Jun Aguni

東京生まれローマ育ち。サンタ・チェチーリア音楽院でヴァイオリンと指揮法を学ぶ。オペラ演技・演出法をM.ゴヴォーニ女史に師事。ローマ歌劇場演出部で研鑽を積む一方、藤原歌劇団や新国立劇場でF.ゼッフィレッリ、L.ロンコーニら巨匠達の演出助手を務める。1998年から文化庁派遣芸術家在外研修員として研鑽を積んだ後、H.ブロックハウス、P.ファッジョーニ、A.ファッシーニらの片腕としてヨーロッパを拠点に活躍。97年文化庁青少年芸術劇場・藤原歌劇団『愛の妙薬』で演出デビューし、2000年『セビリアの理髪師』で新国立劇場に初登場。以降、同劇場『ラ・ボエーム』、『外套』、『おさん』、藤原歌劇団『イル・カンピエッロ』、『仮面舞踏会』、本共同制作『トゥーランドット』、『アイーダ』、東京二期会では07年『仮面舞踏会』、11年『トゥーランドット』を手掛けた。『ホフマン物語』は10年にあいちトリエンナーレで初演されたものが評判を呼び、スロベニア国立マリボール歌劇場へ輸出された。抜群の劇場センスと緻密な演出は海外からも高く評価されている。03年サッサリ・ヴェルディ歌劇場『アンドレア・シェニエ』でイタリアデビュー。11年に再び同歌劇場にて『エルナーニ』を演出。辛口の批評家陣から熱狂的な賛辞を送られ、低迷するイタリアオペラ界への強烈な揶揄の一文を書かせる事になった。印象的でスタイリッシュな舞台を繰り広げながら、そのベースには終始一本の絹糸が通っており、また丹念かつ細やかにな人物描写は観客に深い余韻を残している。11年度エクソンモービル音楽賞奨励賞を受賞。近年はNHKラジオ「まいにちイタリア語」ナビゲーターとして活躍。軽妙洒脱な語り口で聴者を魅了するとともに、演出家ならではの観点からオペラを題材に取り上げ紹介するなど、舞台芸術への興味促進活動にも力を入れている。

装置・衣裳

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アレッサンドロ・チャンマルーギ Alessandro Ciammarughi

ローマ生まれ、ローマの美術アカデミーで学び、映画撮影技術実験センターを卒業。1986年~99年にかけてフェレーリ、メノッティ、モニチェッリ、ロンコーニなどの著名な監督のもとで舞台装置・衣装デザイナーの助手として多数の公演に参加。同時にP.L.サマリターニ、A.ファッシーニの下でも研鑽を積み、87年頃自らの活動も開始。特に、ファッシーニ、S.ヴイツィオーリ、M.モリコーネ演出の公演で活躍。日本では、A.ファッシーニ演出『リゴレット』、粟國淳演出『アイーダ』(本共同制作)『ラ・ボエーム』『仮面舞踏会』『ホフマン物語』、田尾下哲演出『リゴレット』(びわ湖ホール・沼尻竜典オペラセレクション)等で衣裳デザインを担当し好評を博した。

オテロ (テノール) /21日(びわ湖公演:7日)

福井 敬 Kei Fukui

福井 敬 Kei Fukui

国立音楽大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所修了。文化庁在外研修員として渡伊。第20回イタリア声楽コンコルソ・ミラノ大賞、第44回芸術選奨文部大臣賞新人賞、出光音楽賞、エクソンモービル音楽賞本賞、ジロー・オペラ賞等受賞多数。二期会『ラ・ボエーム』ロドルフォで鮮烈デビュー以来、輝かしい声、音楽性豊かな表現かつ情感溢れる演技で、わが国を代表するトップ・テナーとして活躍している。本共同制作オペラには欠かせない存在であり、これまでに『トゥーランドット』カラフ、『アイーダ』ラダメス、『タンホイザー』タイトルロール、『椿姫』アルフレード、『ワルキューレ』ジークムントに出演。二期会オペラでは2012年『パルジファル』、13年『ホフマン物語』、14年『ドン・カルロ』に出演。また、14年びわ湖ホール沼尻竜典オペラセレクション『リゴレット』マントヴァ公爵に出演するなど、数々の公演を成功に導いている。コンサートに於いても主要オーケストラと多数共演し、多くの国際的指揮者から信頼を得ている。国立音楽大学教授。二期会会員

オテロ (テノール) /22日(びわ湖公演:8日/大分公演)

アントネッロ・パロンビ Antonello Palombi

アントネッロ・パロンビ Antonello Palombi

イタリア出身。これまでにベルリン・ドイツ・オペラ、トリノ王立歌劇場、ローマ歌劇場、バイエルン州立歌劇場、フェニーチェ歌劇場、グラインドボーン音楽祭、フランクフルト歌劇場、チューリッヒ歌劇場、ミラノ・スカラ座等で『カルメン』、『ナブッコ』、『ドン・カルロ』、『アイーダ』、『トスカ』、『フェドーラ』、『ノルマ』、『マノン・レスコー』、『トゥーランドット』、『サムソンとデリラ』、『西部の娘』、『運命の力』、『外套』、『道化師』、『オテロ』、『アンドレア・シェニエ』、『トロヴァトーレ』等で主要な役を務めている。また、ロベルト・アバド、イブ・アベル、マルコ・アルミリアート、ブルーノ・カンパネッラ、パオロ・カリニャーニ、リッカルド・シャイー、カルロ・フランチ、リッカルド・フリッツァ、サー・ジョン・エリオット・ガーディナー、ネッロ・サンティ、ピンカス・スタインバーク、フランツ・ウェルザー=メスト等、多くの著名指揮者と共演している。今後は、『運命の力』、『アンドレア・シェニエ』、『道化師』、『トゥーランドット』、『サムソンとデリラ』、『西部の娘』、『トスカ』、『アイーダ』が予定されている。

デズデモナ (ソプラノ)/21日(びわ湖公演:7日)

砂川涼子 Ryoko Sunakawa

砂川涼子 Ryoko Sunakawa

武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。2001~06年江副育英会、五島記念文化財団の奨学生としてイタリアに留学。第34回日伊声楽コンコルソ、第69回日本音楽コンクールで共に第1位。06年には第16回リッカルド・ザンドナイ国際声楽コンクールでザンドナイ賞を受賞。2000年藤原歌劇団に『イル・カンピエッロ』ガスパリーナでデビューを果たす。藤原歌劇団『ランスへの旅』、『ラ・ボエーム』、『フィガロの結婚』、新国立劇場『トゥーランドット』、『ドン・ジョヴァンニ』、『ドン・カルロ』、『カルメン』、『ホフマン物語』、『魔笛』、『夜叉ヶ池』、日生劇場『カプレーティ家とモンテッキ家』、愛知トリエンナーレ『ホフマン物語』、本共同制作『椿姫』、びわ湖ホール『死の都』と数多くのオペラで活躍。その他、「NHKニューイヤーオペラコンサート」や、NHK-BS「映画音楽に乾杯!」、FM名曲リサイタルなどの音楽番組でも幅広く活躍。確かな技術と美しい舞台姿で人気のソプラノ歌手。藤原歌劇団団員。

デズデモナ (ソプラノ)/22日(びわ湖公演:8日/大分公演)

安藤赴美子 Fumiko Ando

安藤赴美子 Fumiko Ando

国立音楽大学声楽学科卒業、同大学院声楽専攻(オペラ)修了。新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外派遣員としてイタリアに留学。国立音楽大学大学院オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージでデビュー。2006年二期会『ラ・ボエーム』ムゼッタ、07年サイトウ・キネン・フェスティバル松本『スペードの女王』クロエ、09年二期会『椿姫』ヴィオレッタ、佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』ミカエラ、新国立劇場『魔笛』侍女Ⅰ、11年日韓伊合同制作『蝶々夫人』タイトルロール、新国立劇場『ルサルカ』第一の森の精、12年本共同制作『タンホイザー』エリーザベト、13年本共同制作『椿姫』ヴィオレッタ、新国立劇場『魔笛』侍女Ⅰ、新国立劇場『ナブッコ』アンナ、あいちトリエンナーレプロデュースオペラ『蝶々夫人』タイトルロール、14年二期会『ドン・カルロ』エリザベッタなど精力的に出演を続け、いずれも大成功を収めてきた。コンサートにおいても活躍し、若手ながら既に有数のキャリアを築き、次世代を担うソプラノとして大きな期待が寄せられている。

イアーゴ (バリトン)/21日(びわ湖公演:7日)

黒田 博 Hiroshi Kuroda

黒田 博 Hiroshi Kuroda

京都市立芸術大学卒業。東京芸術大学大学院修了。1989年より2年間イタリアへ留学。平成15年度京都市芸術新人賞受賞。モーツァルトの4大オペラから、現代の新作まで様々な作品に出演。これまでに『こうもり』、『忠臣蔵』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、『カルメン』、『ルル』、『俊寛』(市川團十郎演出)、『ドン・ジョヴァンニ』(宮本亜門演出)、『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)、『エフゲニー・オネーギン』、新国立劇場『鹿鳴館』〈世界初演・池辺晋一郎作曲〉影山悠敏伯爵、神奈川県民ホールオペラシリーズ『白墨の輪』〈林光作曲〉シモン等に出演。近年では2012年二期会『パルジファル』アムフォルタス、13年本共同制作『椿姫』ジェルモン、新国立劇場『夜叉ヶ池』(世界初演)学円、14年新国立劇場『鹿鳴館』影山悠敏伯爵、びわ湖ホール沼尻竜典オペラセレクション『死の都』フランク等に出演、常に絶賛を浴びている。また、コンサートにおいてもバロックから現代まで幅広く活躍。オペラ歌手6人による男声ユニット「The JADE(ザ・ジェイド)」メンバー。15年6月新国立劇場『沈黙』フェレイラ、12月神奈川県民ホール『金閣寺』父役に出演予定。二期会会員

イアーゴ (バリトン)/22日(びわ湖公演:8日/大分公演)

堀内康雄 Yasuo Horiuchi

堀内康雄 Yasuo Horiuchi

慶應義塾大学卒業。五島記念文化財団オペラ新人賞を受賞し1991年に渡伊。ヴェルディ音楽院で学ぶ。トゥールーズ国際声楽コンクール他、多数の国際コンクールで優勝。94年ベネチア・フェニーチェ座『ラ・ボエーム』でデビュー後、ローマ歌劇場『マクベス』に抜擢され高い評価を受ける。以後同劇場をはじめ、リスボン・サンカルロス国立劇場、ハンガリー国立歌劇場など欧州の著名劇場で活躍。国内では、97年藤原歌劇団や新国立劇場を中心に活躍。藤原歌劇団で2014年11月『ラ・ボエーム』マルチェッロ、15年1月『ファルスタッフ』フォードに出演予定。オペラのみならずコンサートでも活躍している。びわ湖ホールでは、プロデュースオペラ『アッティラ』『シチリアの夕べの祈り』『スティッフェリオ』、本共同制作『アイーダ』のほか、各種コンサートにも出演している。第25回ジロー・オペラ賞受賞。武蔵野音楽大学教授。藤原歌劇団団員。

エミーリア (メゾソプラノ)/21日(びわ湖公演:7日)

小林由佳 Yuka Kobayashi

小林由佳 Yuka Kobayashi

国立音楽大学卒業、同大学大学院修了。二期会オペラ研修所修了。文化庁海外研修員としてイタリアで研鑽。これまで『フィガロの結婚』ケルビーノ、『ドン・カルロ』エボリ公女、『カルメン』『ブリーカー街の聖女』デジデーリア、『沈黙』少年等に出演。二期会では、颯爽とした舞台姿と高い歌唱力が評価された『ナクソス島のアリアドネ』作曲家、宮本亜門演出『ラ・トラヴィアータ』フローラ、演出家栗山昌良の高い要求に見事応えた『蝶々夫人』スズキ、K.グルーバーの個性的な表現が話題を呼んだ『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ等に出演。13年二期会『ホフマン物語』ミューズ/ニクラウスでも瑞々しい歌唱と演技に満場の客席から大喝采がよせられた。また「第九」「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、マーラー「大地の歌」等のアルトソロを務める。14年10月びわ湖ホール沼尻竜典オペラセレクション『リゴレット』マッダレーナ、15年6月新国立劇場『沈黙』少年に出演予定。二期会会員

エミーリア (メゾソプラノ)/22日(びわ湖公演:8日)

池田香織 Yuka Kobayashi

池田香織 Kaori Ikeda

慶応義塾大学卒業。二期会オペラ研修所修了。2006年『愛怨』影巳で新国立劇場にデビュー。新国立劇場『ラインの黄金』、『神々の黄昏』、『魔笛』、『ルサルカ』に出演したほか、読響「運命」(日本初演)や新日本フィル「ミサ・ソレムニス」など著名オーケストラとの共演も多い。近年では、12年二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』ルチア、14年びわ湖ホール沼尻竜典オペラセレクション『死の都』、新国立劇場『鹿鳴館』坂崎男爵夫人定子、同劇場鑑賞教室『蝶々夫人』スズキ等に出演。また自主企画コンサートでは、意欲的なプログラミングとトークで好評を得ている。11年にクラシックユニットTrio97としてCD「Liebestraum~愛のおくりもの」池田香織(メゾソプラノ)篠﨑隆(オーボエ、イングリッシュホルン)山田武彦(ピアノ、編曲)をリリース(ナミレコード)。二期会会員 http://piyaux.seesaa.net/

カッシオ(テノール)/21日(びわ湖公演:7日)

清水徹太郎 Tetsutaro Shimizu

清水徹太郎 Tetsutaro Shimizu

京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。2013年度第1期オペラアカデミー in スタジオ・アマデウス修了。第82回日本音楽コンクール入選。14年第33回飯塚新人音楽コンクール優勝・文部科学大臣賞、第20回ABC新人オーディション音楽賞、第9回東京音楽コンクール第3位、第3回マダムバタフライ国際コンクールin長崎 特別賞のほか、多数のコンクールに入選・入賞。オペラでは『カルメン』、『ラ・ボエーム』、『魔笛』、『トゥーランドット』、『ランスへの旅』ほか多数に主演・出演。「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」エヴァンゲリスト、「ロ短調ミサ」、「第九」、「メサイア」、「天地創造」、「カルミナ・ブラーナ」、「戴冠ミサ」をはじめ、多くの室内楽・宗教曲のテノールソロを務める。故・畑中良輔氏推薦により日本演奏連盟所属。京都市立芸術大学、武庫川女子大学各講師。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。<びわ湖ホール四大テノール>としても活躍している。

カッシオ(テノール)/22日(びわ湖公演:8日/大分公演)

大槻孝志 Takashi Otsuki

大槻孝志 Takashi Otsuki

東京芸術大学卒業、同大学大学院修了。ドイツおよびイタリアへの留学を経て、日生劇場『後宮からの逃走』、新国立劇場『ファルスタッフ』、『カルメン』、サイトウキネン『エリア』、『スペードの女王』、『サロメ』等に出演、キャリアを積む。N響定期『オイディプス王』に出演、さらにN響「第九」に急遽外国人歌手の代役で登場し絶賛される。近年では、2011年日生劇場『夕鶴』与ひょう、新国立劇場『こうもり』アルフレード、12年新国立劇場『ローエングリン』ブラバントの貴族、13年『愛の妙薬』ネモリーノ、『魔笛』タミーノ、14年二期会『ドン・カルロ』レルマ伯爵等に出演。また、豊麗な美声と緻密なアンサンブルで注目される男声オペラユニット“IL DEVU”メンバー。二期会会員 http://ameblo.jp/taka-singen/

ロデリーゴ(テノール)/21日(びわ湖公演:7日)

二塚直紀 Naoki Nizuka

二塚直紀 Naoki Nizuka

大阪芸術大学卒業。平成16年度大阪舞台芸術新人賞、平成22年度平和堂財団芸術奨励賞受賞。オペラを中心に活動し、『カルメン』ドン・ホセ、『椿姫』アルフレード、『タンホイザー』ハインリヒ、『ノルマ』ポリオーネ、『トリスタンとイゾルデ』若い水夫の声、『リゴレット』マッテオ・ボルサほか多数出演。またベートーヴェン「第九」、マーラー「大地の歌」、リスト「ファウスト交響曲」のテノールソロ、ワーグナー「ジークフリート」第1幕ミーメ役など各種演奏会に出演。平成15年度~22年度びわ湖ホール声楽アンサンブルに所属。現在、京都教育大学、滋賀県立石山高等学校非常勤講師。関西二期会会員。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。<びわ湖ホール四大テノール>としても活躍している。

ロデリーゴ(テノール)/22日(びわ湖公演:8日/大分公演)

与儀 巧 Takumi Yogi

与儀 巧 Takumi Yogi

国立音楽大学および同大学院修了。ボローニャで研鑽。第71回日本音楽コンクール声楽部門入選、第42回日伊声楽コンコルソ入選、第6回東京音楽コンクール声楽部門第1位及び聴衆賞など受賞多数。これまでに名古屋二期会ブリテン『真夏の夜の夢』(阪哲朗指揮)、東京芸術劇場シアターオペラ『トゥーランドット』(井上道義指揮)、二期会『オテロ』(白井晃演出)等に出演。その他『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド、『ポッペアの戴冠』ネローネ、『愛の妙薬』ネモリーノ、『椿姫』アルフレード、『ヘンゼルとグレーテル』魔女、『イドメネオ』タイトルロール、『道化師』ペッペ、『リゴレット』マントヴァ公爵、マッテオ・ボルサ、『メリー・ウィドウ』カミーユ、『死の都』アルベルト伯爵等で出演し、公演の成功に大きく寄与した。「第九」や宗教曲のソリストとしても活躍。二期会会員

ロドヴィーコ(バス)/21日(びわ湖公演:7日)

斉木健詞 Kenji Saiki

斉木健詞 Kenji Saiki

国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。第78回日本音楽コンクール第3位。文化庁在外研修員として渡伊。本共同制作には『アイーダ』エジプト国王、『椿姫』ドビニー侯爵、『ワルキューレ』フンディングで出演したほか、2006年にびわ湖ホールプロデュースオペラ『海賊』日本初演、14年沼尻竜典オペラセレクション『リゴレット』に出演している。二期会公演には、『ポッペアの戴冠』、『ラ・ボエーム』、『ナクソス島のアリアドネ』、『エフゲニー・オネーギン』、『ドン・ジョヴァンニ』、『ナブッコ』、『マクベス』、『ホフマン物語』、『ドン・カルロ』に、新国立劇場では『アイーダ』、『軍人たち』、『タンホイザー』、『サロメ』、兵庫県立芸術文化センター『トスカ』、日生劇場『フィデリオ』などで充実した歌唱をみせ、オペラを中心に活躍を続けている。二期会会員

ロドヴィーコ(バス)/22日(びわ湖公演:8日/大分公演)

デニス・ビシュニャ Denys Vyshnia

デニス・ビシュニャ Denys Vyshnia

キエフ国立チャイコフスキー音楽院声楽科卒業。「New Names Competition」(ウクライナ)第1位、“Golden Orpheus賞”を授与される。キエフ市立歌劇場のソリストとして、数多くの公演に出演。2010年アレーナ・ディ・ヴェローナ日本公演プラシド・ドミンゴ指揮『アイーダ』エジプト国王、サイトウ・キネン・フェスティバル松本『サロメ』兵士、11年『ルチア』ライモンド、アルベルト・ゼッダ指揮『セビリヤの理髪師』ドン・バジーリオ、12年『蝶々夫人』ボンゾ、『夢遊病の娘』ロドルフォ、『リゴレット』スパラフチーレ、13年『仮面舞踏会』サムエル、『椿姫』グランヴィル、14年びわ湖ホール沼尻竜典オペラセレクション『リゴレット』スパラフチーレで出演。また、コンサートでも活躍し、沼尻竜典指揮トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ公演で、ショスタコーヴィチ「交響曲第14番」のバスソロ、びわ湖ホールジルヴェスター・コンサート2013-2014等、高い評価を受ける。NHK教育テレビ「テレビでロシア語」にゲスト出演。

モンターノ(バリトン)/21日(びわ湖公演:7日)

松森 治 Osamu Matsumori

松森 治 Osamu Matsumori

大阪音楽大学卒業。『フィガロの結婚』フィガロ、『魔笛』ザラストロ、『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ、『ラ・ボエーム』コッリーネ、『ラ・ファヴォリータ』バルダッザーレ、『ドン・カルロ』修道士等のほか、びわ湖ホールでは、プロデュースオペラ『ばらの騎士』公証人、『ラ・ボエーム』アルチンドロ、沼尻竜典オペラセレクション『サロメ』兵士、『ルル』劇場支配人、『トリスタンとイゾルデ』舵手、びわ湖ホールオペラへの招待『ウィンザーの陽気な女房たち』ジョン・ファルスタッフ、新国立劇場地域招聘公演『三文オペラ』ピーチャム等に出演。その他、新国立劇場合唱団(登録)、ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団でも多くの演目に出演。ベートーヴェン「第九」、モーツァルト「戴冠ミサ」ソリストなど、コンサートでも活躍。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。

モンターノ(バリトン)/22日(びわ湖公演:8日/大分公演)

青山 貴 Takashi Aoyama

青山 貴 Takashi Aoyama

東京芸術大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス、新国立劇場オペラ研修所修了。第6回カルロス・ゴメス国際コンクール第1位。二期会オペラでの代表作として『仮面舞踏会』レナートや『ナブッコ』タイトルロールがあり、艶やかで気品のある声は群を抜いている。ほか新国立劇場『ホフマン物語』、『マクベス』、『カルメン』、『黒船』、『トゥーランドット』、『カルメン』、『ホフマン物語』、日生劇場『夕鶴』など出演多数。オペラと並行して主要オーケストラとの共演も多く、宗教曲も得意としている。2012年東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C(バッハからコンテンポラリーへ)」、N響『夜鳴きうぐいす』演奏会形式や13年いずみホール『シモン・ボッカネグラ』演奏会形式に出演。主要オーケストラとの共演も多い。近年では13年本共同制作『ワルキューレ』ヴォータン、新国立劇場『ホフマン物語』シュレーミル、松本市民芸術館『カルメン』エスカミーリョや大阪フィル「第九」に出演。また、豊麗なアンサンブルで魅了する男声ユニット“IL DEVU”メンバー。二期会会員

独唱・合唱/全日出演

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びわ湖ホール声楽アンサンブル

監修:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)/専任指揮者:本山秀毅

びわ湖ホール独自の創造活動の核としてびわ湖ホール開館の年の1998年3月に設立。ソリストとしての実力は言うまでもなく、アンサンブル、合唱の中核となり得るバランスのとれた声楽家により構成されている。びわ湖ホール自主公演への出演を主な活動としており、「びわ湖ホールオペラへの招待」、「沼尻竜典オペラセレクション」、「びわ湖ホールプロデュースオペラ」などのオペラ公演やオーケストラ公演への出演のほか、定期公演では、オペラ曲のみならず、歌曲・宗教曲合唱曲など多岐にわたる声楽曲に取り組んでいる。また、滋賀県内の小学校において「学校巡回公演」や「ふれあい音楽教室」を実施し、滋賀県内のホールと「地域協働公演」を開催するなど、音楽の普及活動も積極的に行っている。さらに、依頼を受けて全国各地でも多数の公演活動を行うなど、日本初の公共ホール専属声楽家集団として各方面から注目を集めている。

合唱/全日出演

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二期会合唱団

「二期会」は、1952年に、わずか16名の声楽家で結成され、今では2,600名を超える会員を擁する声楽家団体となった。「二期会合唱団」は、53年の第2回オペラ公演『マルタ』の際に結成された。その活動の中心である東京二期会オペラ公演では、毎回ダイナミックな歌唱と演技で喝采を浴びている。主要オーケストラへの客演では、デュトワ、アシュケナージ、サヴァリッシュ、サンティ、メルクル、チョン・ミョンフン、マゼール、アルブレヒト、デプリースト、インバルなど国際的指揮者と共演し、常に賞賛と信頼を集めている。さらに、独自の演奏会、青少年のための音楽鑑賞教室など多岐にわたる活動を展開している。

管弦楽

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神奈川フィルハーモニー管弦楽団

1970年3月に発足し、78年7月に財団法人として認定を受け、神奈川県の音楽文化創造をミッションに活発な活動を続けている。年間の演奏回数実に280回を数える(2012年実績)。14年4月、神奈川県・横浜市をはじめとした自治体、企業、個人から合計4億6千万もの寄付を受け、公益財団法人への移行を果たした。 13年4月にはウィーンの真髄を伝えるサッシャ・ゲッツェルが首席客演指揮者に就任、14年4月には俊英・川瀬賢太郎が国内最年少で常任指揮者に、名匠・小泉和裕が特別客演指揮者にそれぞれ就任し、芸術面での更なる飛躍が期待されている。青少年への音楽教育事業を活動の重要な柱として位置づけており、毎年100回以上の公演を開催。ワークショップを通じたオーケストラとの共演など、バラエティ溢れる企画内容で子どもたちの心に感動の渦を巻き起こしている。これまでに「安藤為次教育記念財団記念賞」(83)、「神奈川文化賞」(89)、「NHK地域放送文化賞」、「横浜文化賞」(07)を受賞。 http://www.kanaphil.or.jp