神奈川県民ホールの40年

40年の歴史を彩った催しをエピソードとともにご紹介します。

1975

1975

1975 1月17日開館
松竹大歌舞伎 『寿式三番叟』『勧進帳』
ペーター・ブラニアフスキー 『パイプオルガンの夕べ』

第10回 神奈川県美術展

絵画や工芸など部門ごとに異なる場所で開催されていた神奈川県美術展は、県民ホールギャラリーオープンを機に全部門が1ヶ所に集約された。出品数2,341点。

第1回 神奈川版画アンデパンダン展

小船幸次郎指揮 横浜交響楽団 オペラ『魔笛』

ピエール・ブーレーズ指揮 BBC交響楽団

この時の演奏は、2007年に「BBCラジオ開局40周年特別番組」として放送された。

1976

1976

開館1周年記念公演 二期会 喜歌劇『こうもり』

第1回 神奈川芸術祭

この年始まった神奈川芸術祭は、後に神奈川芸術フェスティバルへと引き継がれる。

1977

1977

セルジュ・チェリビダッケ指揮 読売日本交響楽団

当初、チェリビダッケにしては短い6日間のリハーサル期間が不安視されていたが、本番は大成功に終わった。
「わずか6日で読響を変えた」と新聞で絶賛される。

トム・ウェイツ 初来日コンサート

孤高のアーティスト、トム・ウェイツの初来日公演。当時の貸し館台帳に「ステージ上で飲酒と喫煙行為あり。終演後に主催者に厳重注意」と記録が残っている。アーティストがアーティスト然としていた時代。
主催者の苦労がしのばれる。

資料提供:Tom’s Cabin

1978

1978

現代作家シリーズ展 田中岑 堀内正和

出品数84点。

がんばれ!横浜大洋ホエールズ ファンの集い

地元野球チームの応援イベントとして1976年から定期的に開催。
ドーム球場がなかった時代なので、雨天で順延された試合が
イベント当日に組まれ、試合後に選手が大慌てで会場へ
駆けつけることもあった。

1979

1979

劇団四季 『ジーザス・クライスト=スーパースター』

寺内タケシとブルージーンズ

1980

1980

開館5周年記念 現代彫刻の歩み展Ⅰ
『41人の作家による戦後彫刻の足跡』
清水九兵衛 佐藤忠良 中西夏之 他

出品数114点。

第1回 県民ホール寄席 柳家小三治独演会

1981

1981

ミラノ・スカラ座 初来日

総勢500名の引っ越し公演。持ち込まれた荷物は大型トラック80台に及んだ。スカラ座総裁は「建物の壁だけを残しスカラ座の全てを運んできた」とインタビューで答えた。

『現代作家シリーズ展』
岡本信治郎 中嶋清之 山口勝弘

出品数150点。

植村直己 講演会

冒険家として数々の偉業を達成した植村直己は、1964年に横浜から移民船に 乗り込み初めて海外へ旅立った。

1982

1982

入場者500万人突破

モーリス・ベジャール ベルギー国立20世紀バレエ団 『魔笛』

髙橋真梨子 ’82コンサート

この年以降ほぼ毎年2回コンサートを行い、 ポップス系では最多公演数を更新中。

1983

1983

ソビエト連邦国立ボリショイ・バレエ

公演直前の9月1日、サハリン沖で大韓航空機がソビエト空軍戦闘機に撃墜される事件が発生。会場には公演中止を求める抗議の電話が相次いだ。

THE ALFFE コンサート

THE ALFEEも神奈川県民ホールの常連アーティスト。
現在までに約60回コンサートを行っている。

1984

1984

第24回 県民ホール寄席 古今亭志ん朝独演会

アート・ブレイキー&オールスター・ジャズ・
メッセンジャーズ

’84 ミスインターナショナル世界大会

1985

1985

開館10周年記念 現代彫刻の歩み展Ⅱ 『木の造形』
平櫛田中 江口週 砂澤ビッキ 他

出品数86点。

1986

1986

シリーズ 『音楽の現在』

現代の音楽の在り方を検証し、新たな表現について考察するシリーズ。
作曲家一柳慧が企画・構成を担当。1994年まで継続。

1987

1987

ベルリン・ドイツ・オペラ
ワーグナー作曲 『ニーベルングの指環』 チクルス上演

日本初の『指輪』4部作連続上演。日本中のオペラファンが横浜へ集い、空前のオペラブームを加速させた。

1988

1988

入場者1,000万人突破

美空ひばり コンサート

戦後日本の大歌手美空ひばりは横浜出身。
開館の年から度々ステージに立った。

1989

1989

ボリショイ・オペラ
リムスキー=コルサコフ作曲 『金鶏』 日本初演

バッハ・オルガン・チクルス

翌年の開館15周年へ向け、この年の5月から翌年1月にかけて
全9回行われたパイプオルガン演奏会。

1990

1990

開館15周年記念 現代彫刻の歩み展Ⅲ
『1970年代以降の表現-物質と空間の変容』
海老塚耕一  岡崎乾二郎  舟越桂 他

出品数61点

小ホールのパイプオルガンを舞台上手から中央へ移設

ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団

『展覧会の絵』の金管群の圧倒的な迫力は今でも語り草。
3階席の観客が「足元が揺れた!」と語っている。

1991

1991

パコ・デ・ルシア セクステット

マリー=クレール・アラン オルガン・リサイタル

1992

1992

小澤征爾指揮 ワーグナー作曲
歌劇『さまよえるオランダ人』

パリ・オペラ座バレエ団 ディアギレフ・プログラム
『ペトルーシュカ』『牧神の午後』『バラの精』
『春の祭典』

1993

1993

メトロポリタン・オペラ 『仮面舞踏会』『愛の妙薬』

1994

1994

施設の管理運営が財団法人神奈川芸術文化財団に委託される

(現・公益財団法人神奈川芸術文化財団)

神奈川芸術フェスティバル開始

(現・神奈川国際芸術フェスティバル)

開館20周年記念 團伊玖磨作曲
オペラ『素戔嗚(すさのお)』3幕4場 世界初演

神奈川県民ホールの創作オペラの歴史はこの作品から始まった。

撮影:鍔山英次

1995

1995

開館20周年記念コンサート
一柳慧作曲 交響曲第3番 『交信』初演
オルフ作曲 『カルミナ・ブラーナ』

ザ・版画
「刻まれた現代史 世界の版画・戦後50年展」
「第18回 神奈川国際版画アンデパンダン展」
「神奈川版画アートラリー」
「国際版画チャリティーオークション」

彫刻や工芸と並び開館時から力を入れてきた版画の企画の集大成。 2つの展覧会と2つのイベントによって構成された。

1996

1996

入場者1,500万人突破

アール・ゾイ ミュージック&シネマ
『吸血鬼ノスフェラトゥ』『ファウスト』

フランスのプログレバンド、アール・ゾイ(ART ZOYD)による野外公演。
県民ホールの外壁に無声映画を投影し、オリジナルのサウンドトラックをライブで演奏した。

1997

1997

勅使川原三郎+KARAS 『I was Real-Documents』

1998

1998

一柳慧作曲 オペラ『モモ』 改訂初演

菅木志雄展

1960年代後半に美術界を席巻した「もの派」を代表する作家の
全貌を明らかにする個展。出品数28点。

撮影:早川宏一

1999

1999

チャイコフスキー記念東京バレエ団
ベジャール振付 『くるみ割り人形』初演

日本現代工芸美術展 特別展
『ハマ・ブランドのルーツ WAVEするヨコハマ・スカーフ展』

出品数227点。

2000

2000

開館25周年記念 シリーズ・ブレヒトの歌劇場
ブレヒト作 ワイル作曲 『三文オペラ』

撮影:鍔山英次

池上直哉舞台写真展 『舞踏家大野一雄の世界』

2001

2001

森下洋子舞踊歴50年記念
松山バレエ団 『ロミオとジュリエット』

小沢剛のトンチキハウス

2002

2002

三善晃作曲 オペラ『支倉常長〈遠い帆〉』

撮影:鍔山英次

THE CITY OF THE FINAL記念
日韓〇『円周のない円』展

2002年FIFAワールドカップの決勝が横浜で行われることを記念して開催された、日本と韓国の作家による展覧会。出品数24点。

2003

2003

フィリップ・ドゥクフレ 『IRIS』世界初演

神奈川芸術文化財団(神奈川県民ホール)を主体とする国際的な共同制作から生まれたダンス作品。日本での初演後、パリのシャイヨー劇場で1ヶ月以上に及ぶロングランを記録。
その後もヨーロッパ各地の劇場やフェスティバルに招待され、翌年には改訂版が発表された。

撮影:Arnold Groeschel

2004

2004

入場者2,000万人突破

クレイジーケンバンド
『満漢全席クレイジーケンバンドショウ 2004』
ツアーファイナル

“東洋一のサウンドマシーン”こと地元横浜出身クレイジーケンバンドが 初登場したのはこの年。

2005

2005

開館30周年記念コンサート ~つづく未来へ~
團伊玖磨メモリアル
合唱とオーケストラのための組曲 『筑紫讃歌』 他

2006

2006

一柳慧作曲 オペラ『愛の白夜』 世界初演

フランス国立リヨンオペラ座バレエ団

マギー・マラン、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、 サシャ・ヴァルツら女性振付家の作品を上演。

2007

2007

塩田千春展 『沈黙から』

塩田千春はこの企画展で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
2015年の「第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」日本館の展示作家とコミッショナー選出につながった。

撮影:西村康

2008

2008

アート・コンプレックス 2008
一柳慧×三輪眞弘×小金沢健人

2007年から始まったアート・コンプレックスは、ギャラリーの展示空間に異なるジャンルのアーティストを招き入れてパフォーマンスを行い、会場を複合的な表現に満ちた空間に変容させる試み。
この年は小金沢健人展『あれとこれのあいだ』の展示と二人の音楽家の組み合わせ。

びわ湖ホールとオペラ作品共同制作を開始

2009

2009

スティーヴン・イッサーリス
室内楽プロジェクト2009  “アニヴァーサリー!”

世界的チェリストのイッサーリスが、小ホールのために特別に組んだ室内楽シリーズ。ソロ、室内楽、若手マスタークラス、子どもコンサート、イッサーリスの弾き振りなど、多彩なプログラムが繰り広げられた。
2006年に続き2度目の開催。

2010

2010

開館35周年記念公演
オルフ作曲 『カルミナ・ブラーナ』

神奈川は昔から合唱活動が盛んな県であり、県民ホールでも節目ごとに県民参加の大規模な合唱公演が行われている。

パイプオルガン・プロムナード・コンサート
通算300回を超える

1975年にスタートしたこの企画は、今では日本各地の劇場で行われている昼休み無料コンサートの先駆けとなった。

2011

2011

一柳慧プロデュース
アンサンブル・ニュー・トラディション 『千年の響き』

『日常/ワケあり Everyday Life / Hidden Reasons』
江口悟 田口一枝 播磨みどり

2012

2012

入場者2,500万人突破

びわ湖ホール・神奈川県民ホール・東京二期会・
京都市交響楽団・神奈川フィルハーモニー管弦楽団
共同制作オペラ ワーグナー作曲 『タンホイザー』

このプロダクションは第20回三菱UFJ信託音楽賞を受賞した。

撮影:青柳聡

さわひらき展 『Whirl』

2013

2013

第300回 県民ホール寄席 柳家小三治独演会

1980年に始まり、小さん、志ん朝、談志、米朝、枝雀など、錚々たる面々が高座を飾ってきた県民ホール寄席。
300回記念の高座は、33年前の第1回目と同じ柳家小三治師匠が務めた。

改修工事に伴う休館(~2014年9月30日)

2014

2014

リニューアルオープン記念公演
マーラー作曲 交響曲第8番『千人の交響曲』

撮影:青柳聡

第50回 神奈川県美術展

2015

2015

1月17日 開館40周年記念公演
一柳慧作曲 オペラ『水炎伝説』

2014年11月作成

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