東京2020 NIPPONフェスティバル 共催プログラム

「静、愛と死」

~能とオペラの融合による創作舞台~

無観客により神奈川フィルYouTubeチャンネルでの生配信となります

「静、愛と死 ~能とオペラの融合による創作舞台~」動画配信へ
2021 年8 月7 日(土)に神奈川県立県民ホールで開催を予定しておりました「静、愛と死~能とオペラの融合による創作舞台」公演は、県内の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、安全・安心な環境で実施するため、無観客のライブ配信(無料)とすることといたしました。配信日時に変更はございません。
 

2021 年8 月7 日(土) 15 時
神奈川フィルYouTube チャンネルにて
https://www.youtube.com/user/kanagawaphilharmonic/videos
 

何卒事情をご賢察の上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

演目

第1部 能「船弁慶」

第2部 オペラ「静と義経」

 

文治元年(1185年)11月、兄頼朝と仲違いをした源義経は、弁慶はじめ家来や側近を連れて西国へ船出するため、摂津国大物の浦(だいもつのうら)に到着する。愛妾静を同行させるつもりが、弁慶に都に返すことを説得され、静は請われるままに別れの宴で男舞を披露する。見事な白拍子の舞の後に、悲哀に満ちた義経初音の鼓の音が残響し「船弁慶」の前場が閉じる。後半のオペラでは、その冬吉野山雪の別れの段となる。奥州逃避行には連れて行かれぬと告げられた静は、義経主従と泣く泣く今生の別れとなったが、その身体には義経の子を身篭っていた。文治2年4月、鎌倉鶴岡八幡宮に召喚された静は、頼朝に請われるままに「賤や賤、賤のおだまきくりかえし・・・」と白拍子を舞う。その後、産まれ落ちた稚児が若君だったが為に、母磯の禅師の必死の訴えも届かず、由比ヶ浜で柴漬けと化した。そして衣川の館で斬首された義経の櫃も鎌倉に届けられる。母は帰京を嘆願するが、子を無くし義経を失い、すでに死の淵にある静は、ならば愛する人の元へ旅立とうと心を決める。乙女静の愛を貫く半生を、能とオペラの芸能芸術の融合により愉しむ創作舞台。

 

詳細はこちら→ 公演特設サイト 

出演

第1部 鎌倉能舞台

    中森貫太(シテ)、富坂唐(子方)、福王和幸(ワキ)、杉信太朗(能管)
    鵜澤洋太郎(小鼓)、亀井広忠(大鼓)、澤田晃良(太鼓)、観世喜正(地頭)

 

第2部 日本オペラ協会

    砂川涼子(Sop.静)、向野由美子(M.Sop.磯の禅師)、中井亮一(Ten.義経)、森口賢二(Br.頼朝)

 

    山田明美(二十絃筝)、藤舎花帆(小鼓)、櫻井亜木子(薩摩琵琶)

    

    指揮:田中祐子

    管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

主催:神奈川県

共催:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、神奈川県立県民ホール、神奈川県立かながわアートホール

後援:鎌倉市