一柳 慧 × 白井 晃 神奈川芸術文化財団芸術監督プロジェクト

彼女は踊る、記憶の音楽を

3月9日(土) 18:00開演 (17:30開場) / 10日(日) 15:00開演 (14:30開場)

神奈川県民ホール 大ホール

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© Toru Hiraiwa

イントロダクション

神奈川芸術文化財団芸術監督プロジェクトとは?

作曲家の一柳慧と、演出家の白井晃。神奈川芸術文化財団の2人の芸術監督が、財団が運営する3つのホールを舞台に共同で新しい芸術表現を追及するプロジェクト、それが「神奈川芸術文化財団芸術監督プロジェクト」です。初回は2016年9月にKAAT神奈川芸術劇場で、美術展示とのコラボレーションによるダンス・音楽プログラムを上演。第2弾は2017年1月に神奈川県立音楽堂で、一柳慧・音楽監督、白井晃・空間監修により演奏会を開催しました。3回目となる今回は神奈川県民ホールの大ホールで、ダンスパフォーマンスを上演します。

滅亡の街と化した劇場で、ダンスの現在(いま)を映し出す

一柳は1950年代のアメリカで、ジョン・ケージとの共同作業を通じて交流を深めたモダンダンスの草分け、カニングハムらと前衛的音楽活動を展開するなど、常に時代の最先端でダンスとのコラボレーションを試みてきました。白井もまた、1980年代からコンテンポラリーダンスに注目し、振付家とのクリエーションや「KAAT DANCE SERIES」のプログラミングに取り組んできました。その2人が、今回あらためて「ダンスとは何か?」「身体はどこへ向かうのか?」という問いに立ち返り、「身体と記憶」をテーマにしたダンス作品の創造に挑みます。
第1部は「身体の記憶」と題した作品。一柳の音楽とダンサーの身体が絡み合い、交錯し、ダンスの変遷を旅します。第2部は、アメリカの作家ポール・オースターの小説「最後の物たちの国で」を基にした作品。「滅亡の街」と化した空虚な劇場空間で、一柳慧が東日本大震災を機に創作した大作「交響曲第8番 リヴェレーション2011」が響き始めます。

巨大な劇場空間をゼロから見つめなおす、
ステージ・オン・ステージ

神奈川県民ホールでは、1975年の開館以来、クラシックバレエからコンテンポラリーダンスまで、歴史に残る国際的名演が繰り広げられてきました。今回、その巨大な劇場空間をゼロから見つめなおし、舞台上に特設席を設置するステージ・オン・ステージの形式により上演。ダンサー、演奏家、観客が共に舞台に上がり、濃密に絡み合い、ダンスそして芸術の現在(いま)を映し出します。

世界を牽引するアーティストたちの刺激的な
コラボレーション!

音楽は一柳慧の作品を用い、白井晃が構成・演出を担当。振付は、横浜バレエフェスティバルの芸術監督など多彩な才能を発揮する遠藤康行。ダンスには、モナコ公国モンテカルロ・バレエ団プリンシパルで圧倒的な存在感を放つ小池ミモザを中心に、国内外で活躍する個性豊かなダンサー陣を迎え、オーディションで選ばれた精鋭が脇を固めます。演奏は、現代音楽のスペシャリストで、一柳が厚い信頼を寄せる板倉康明&東京シンフォニエッタが務め、一柳自身もピアノ演奏で出演します。世界のクリエーション現場の最前線に立つトップアーティストが生み出す、刺激的なコラボレーションにご期待ください!

作品&曲目紹介

第1部 身体の記憶

クラシックバレエからモダンバレエが生まれ、モダンダンス、そしてコンテンポラリーダンスの時代へ。身体はどこへ向かうのか。一柳 慧の音楽とダンサーの身体が絡み合い、交錯し、ダンスの変遷をたどる旅。

第2部 最後の物たちの国で

原作/ポール・オースター 訳/柴田元幸

遠い世界へ旅立った彼女から、手紙が届いた―。ポール・オースターの小説「最後の物たちの国で」をモチーフに、一柳慧が音楽、白井晃が構成・演出、遠藤康行が振付を手がける。主人公アンナ(小池ミモザ)が消息不明の兄を追い、行き着いたのは、何もかもが破滅へと向かい限りなくゼロに近づく世界。飢えや略奪、悪夢のように悲惨な出来事に次から次へと巻き込まれ、それでも生きようとするアンナが最後に見出す希望とは?神奈川県民ホールの巨大な空間が滅亡の街へと姿を変え、記憶の音楽が響き始める。

曲目

一柳慧:交響曲第8番 リヴェレーション2011
リカレンス / レゾナント・スペース / タイム・シークエンス ほか

“IN THE COUNTRY OF LAST THINGS” by Paul Auster © Paul Auster, 1987 Japanese language live stage performance rights arranged with Paul Auster in care of Carol Mann Agency, New York through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo

© Toru Hiraiwa

スタッフ・キャスト

※ 写真をクリックするとプロフィールを表示します

[空間構成]木津潤平Stage Designer : Junpei Kizu
[照明]齋藤茂男Lighting Designer : Shigeo Saito
[衣裳]堂本教子Costume Designer : Kyoko Domoto
[音響]佐藤日出夫Sound Designer : Hideo Sato
[音響]徳久礼子Sound Designer : Reiko Tokuhisa
[映像]栗山聡之Video Designer : Satoshi Kuriyama
[ヘアメイク]谷口ユリエHair and Make-up : Yurie Taniguchi
[舞台監督]八木清市Stage Manager : Seiichi Yagi
[プロダクションマネージャー]堀内真人Production Manager : Mahito Horiuchi
[宣伝美術]小倉利光Advertising Designer : Toshimitsu Ogura
[宣伝写真]平岩 亨Advertising Photographer : Toru Hiraiwa
[宣伝衣裳]立花文乃Advertising Costume Designer : Ayano Tachibana
[宣伝ヘアメイク]ワタナベツヨシAdvertising Hair and Makeup Artist : Tsuyoshi Watanabe

チケット&スケジュール

3月9日(土) 18:00開演 (17:30開場) / 10日(日) 15:00開演 (14:30開場)

神奈川県民ホール 大ホール

〒231-0023 横浜市中区山下町3-1
Tel. 045-662-5901 (代表 / 9:00~17:00)
みなとみらい線 日本大通り駅3番出口より徒歩8分
ウェブサイトはこちら

チケット料金

全席自由(整理番号付・特設席) 一般6,500円 学生 (24歳以下・枚数限定) 3,000円

※本公演では、舞台上の特設席を使用いたします。 ※学生券の取扱いはチケットかながわのみ。

【当日のご入場について】
当日は開場時間より、大ホールロビーにて券面に記載の整理番号順にご入場いただきます。お呼びした際にいらっしゃらない場合は、次の番号の方をお呼びいたしますので、ご注意ください。
入場後は大ホール舞台上の特設席へご案内いたしますので、指定エリア内でご自由にご着席ください。(全席自由)

一般発売

11/3(土・祝)〜

チケットお取扱い

チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
窓口:神奈川県民ホール(10:00~18:00)/KAAT神奈川芸術劇場(0:00~18:00)

神奈川芸術協会 045-453-5080 (平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日祝休)

チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード : 489-797) (PC&携帯)
イープラス (PC&携帯)
ローソンチケット 0570-000-407 (Lコード : 35385) (PC&携帯)

公演に関するお問合せ:神奈川県民ホール事業課 TEL. 045-633-2028

託児サービス

お一人につき2,000円
イベント託児マザーズ 0120-788-222
(土日祝を除く10:00~12:00/13:00~17:00 公演1週間前までに要予約)

関連企画

アフタートーク

両日とも終演後に30分程度のアフタートークを開催いたします。

《出演者》
3/9(土) 一柳慧、白井晃、板倉康明
3/10(日) 一柳慧、白井晃、遠藤康行、小池ミモザ

※アフタートークの内容は公演終了後に当ホームページに掲載いたします。

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