• トップ/
  • 少しずつバリアフリー・UD化 その 25 今年もバリアフリーフェスタかながわに出展しました

展示風景 UD 3

©神奈川県民ホール

少しずつバリアフリー・UD化
その 25 今年もバリアフリーフェスタかながわに出展しました

  • 2023年11月4日
  • 横浜そごう センタープラザ

バリアフリーフェスタかながわは、バリアフリー・UDによる街づくりを進める神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議が、活動を広く知ってもらうために毎年行っている催しです。第1回目の開催は2013年。会場は横浜線橋本駅にあるショッピングモール、アリオ橋本でした。2016年まで同会場で開催され、2017年は東横線日吉駅にある慶應義塾大学の協生館、2018年からは横浜そごう9階の新都市ホールとその周辺を会場としています。コロナ禍による2度の中止を経て今回で9回目を迎えました。神奈川県民ホールの参加はこれで5回目となります。

今回の出展場所は、昨年と同じ中央エスカレーター脇のセンタープラザです。隣のブースは県立三ツ境養護学校のボッチャ体験コーナー。正面には法テラス神奈川の「司法サービスに触れてみよう」というブースが設けられ、無料の法律相談や、障がい者関連法改正内容の掲示などが行われていました。県民ホールが文化施設としてバリアフリーの街づくりに参加しているように、法テラスは司法の立場で参加しています。当事者と支援団体だけの集いにならず、様々な業種がそれぞれの立場で同じテーマに取り組んでいる様が見みられるのが、このフェスタの魅力の一つです。

新都市ホール内のステージでは、ロービジョン研究の第一人者であり、フェスタの実行委員でもある慶應義塾大学の中野泰志教授と、株式会社モリサワのフォントデザイナー高田裕美さんの対談が行われました。モリサワの高田さんといえば、2023年に出版され大きな反響を呼んだ書籍「奇跡のフォント」の著者であり、ユニバーサルデザイン界隈で今年最も名前を語られた人物です。そして中野先生は、高田さんのフォント開発に重要な役割を果たした存在として著書に登場します。これまで高田さんのインタビュー記事はたくさん目にしましたが、両者の対談はこれが初めてではないでしょうか。こんなスペシャルな企画が用意されているのも、バリアフリーフェスタかながわの魅力の一つです。今年来られなかった方、来年はぜひ会場へ足をお運びください。

このページを印刷