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道路上の危険な突起物 UD 3

歩道の隅にでっぱった四角い石を発見

少しずつバリアフリー化
その 10 ことばの道案内 第2回調査

  • 2016年12月12日 報告
  • 日本大通り駅ー神奈川県民ホール

「目的地は3出入口を背にして、およそ右まえ2時の方向にあります。」
この書き出しは、“少しずつバリアフリーその9”でお知らせした、県民ホールの最寄り駅、日本大通り駅からはじまる県民ホールまでの「ことばの道案内」の最初の案内文です。 視覚障害者の方のための耳で聞く道案内は、空間がこのような「ことば」になります。
先日、第2回目の調査が行われました。1回目は、ルートを開拓しながら、空間をことばに変えていきます。 そして2回目は、その原稿を片手に、1回目と違うメンバーが、空間が分かりやすく表現されているかを検証しながら同じ道をたどります。不要な情報を削り、危険を回避するための情報を加えながら丁寧に言語化していきます。今回、初めて気づいた歩道の隅の路面から数センチ飛び出した四角い石。これは、転倒の危険があるため、道案内に入れることになりました。「でっぱり」「突起物」・・どれがいいのか、他の道案内の例を挙げながら3人のスタッフが話し合います。そして「境界石」と決定。
方向や距離、障害物、信号の音、これらを表すことばをつなぎながら、県民ホールへ到着します。
案内は、次回3回目の調査を経て完成します。
今後もフェイスブックやホームページで、 “少しずつ”進むバリアフリー化を報告していきます。

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  • イチョウの落ち葉で覆われた点字ブロック

    銀杏の黄色のじゅうたんも点字ブロックの妨げになることも

  • 歩行者の言葉をメモする記録係の手元

    ことばをメモをして進みます

  • 往路に続いて復路を確認している様子

    帰り道も念入りに

  • スタートした日本大通り駅三番出口へ戻る

    そして、再び日本大通駅に戻り、調査は終了