ティータイムはまかぜコンサートVol.8
「イリーナのお話コンサート　ピアノ名曲で綴る春の輝き」

■出演　イリーナ・メジューエワ（ピアノ） 「若くして既に非の打ち所のない技術を持った優れたピアニスト」　～『インターナショナル・ピアノ・クォータリー（英）』 「優れたテクニックを無駄にすることなく魅力的なピアニッシモを意のままに操るエレガントな奏者」　～『アメリカン・レコード・ガイド（米）』 誰もが親しみやすい「うた」から始めて、奥深い音楽の楽しみを味わっていただこうとはじめた「ティータイムはまかぜコンサート」。器楽で贈る春の回には、本格派の登場です！ロシアの名門、モスクワのグネーシン音楽アカデミーで名匠ウラジーミル・トロップに師事し、92年フリプセ国際コンクールでの優勝をきっかけに欧州で活動を始め、97年からは日本を本拠地として活動してきた個性的なキャリアを持つイリーナ・メジューエワさんが贈る、ピアノ名曲の数々。誰でも一度は聴いたことがある「なつかしのメロディー」から、イリーナさんが研究し積極的に紹介しているロシアの巨匠メトネルまで「春」を感じさせる華麗な曲が美しい余韻を感じさせる音色で響きます！もちろんイリーナさんの堪能な日本語によるお話コーナーもあり。お子様から本格音楽ファンまで、皆さんでそれぞれにお楽しみいただけます。 ■曲目 モーツァルト：きらきら星変奏曲 KV265 メンデルスゾーン： 羊飼いの嘆き（無言歌 作品67の5） 春の歌（無言歌 作品62の6） シューベルト： 即興曲 変ホ長調 作品90の2 即興曲 変ト長調 作品90の3　 ベートーヴェン： ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2《月光》　 ショパン： 幻想即興曲 作品66 ノクターン 変ホ長調 作品9の2　 小犬のワルツ 作品64の1 ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2 英雄ポロネーズ 作品53 ラフマニノフ： プレリュード 嬰ハ短調 作品3の2 練習曲《音の絵》 ハ長調 作品33の2 メトネル： 夕べの歌 作品38の6 プリマヴェラ（春）作品39の3 ■イリーナ・メジューエワ　プロフィル ロシアのゴーリキー（現ニジニー・ノヴゴロド）生まれ。５歳よりピアノを始め、モスクワのグネーシン特別音楽学校とグネーシン音楽アカデミーでウラジーミル・トロップに師事。1992年ロッテルダムで開催された第4回エドゥアルド・フリプセ国際コンクールでの優勝をきっかけに、オランダ、ドイツ、フランスなどで公演を行う。1997年からは日本を本拠地として活動を始め、東京文化会館小ホール（1997年）、紀尾井ホール（1999年）、トッパンホール（2000年）などでリサイタルを開催。 バロック、古典派から近・現代にいたる作品まで幅広いレパートリーを手がけるが、近年再評価の進むロシアの作曲家ニコライ・メトネルの作品紹介にも力を入れており、2001年にはメトネル没後50年を記念したシリーズ「忘れられた調べ」（東京、ムジカーサ）でその主要作品を４夜にわたって取り上げ注目を集めた。2002年、浜離宮朝日ホールでシリーズ演奏会を開催。また、スタインウェイ・ジャパン株式会社によるコンサートツアーを行う。2003年、サンクトペテルブルク放送交響楽団の日本ツアーにソリストとして登場したほか、2004年および2006年、カルテット・イタリアーノと室内楽を共演。2005/06年のシーズンにはザ・シンフォニーホール（大阪）で４回にわたるリサイタル・シリーズを開くなど、精力的な演奏活動を展開している。 これまでにロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団、ゴーリキー・フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・シンフォニーオーケストラ、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、山形交響楽団、テレマン室内管弦楽団などと共演。 ＣＤ録音にも積極的で、デンオン（コロムビア）、音楽之友社、アウローラ・クラシカル、若林工房などから多数のアルバムをリリースしている。 2006年度青山音楽賞受賞。 ※曲目、出演者が都合により変更になる場合もございますので、予めご了承下さい。