神奈川県民ホールは2025年3月末をもちまして休館し、4月から県内で様々な事業を展開してまいります。
これからもよろしくお願いいたします。

県民ホールについて

Kanagawa Kenmin Hall Organ since 1975

神奈川県民ホールのパイプオルガン

国内公立ホールの中で最も歴史のある、ドイツ製のオルガン

神奈川県民ホールのオルガンは、1975年1月の開館にあわせドイツのクライス社により設置されました。
当初は小ホール舞台右側にありましたが、1990年に舞台正面に移設、433席の客席からは演奏の様子を自然な目線で見ることができるようになり、
響きも改良されました。バロックからロマン派まで、幅広いオルガン音楽に対応できるストップを備えたこのオルガンは
ホールと一体となり演奏者と観客を豊かな響きで多くの方に親しまれました。

オルガンアドバイザー

中田 恵子(NAKATA Keiko)
東京女子大学社会学科卒業後、東京藝術大学音楽学部オルガン専攻卒業。同大学院音楽研究科修士課程を修了。修士論文ではJ.S.バッハ《トッカータ ハ長調》(BWV564)をめぐる演奏解釈を論じ、日本オルガニスト協会年報誌JAPAN ORGANIST 第38巻に掲載される。その後、パリ地方音楽院で研鑽をつみ、審査員満場一致の最優秀の成績で演奏家課程を修了。第11回アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールにて優勝。併せて優れた現代曲解釈としてGiuseppe Englert賞を受賞。帰国後はヨーロッパ、ロシアでの演奏ツアーなど、国内外で幅広い演奏活動を行う。NHK交響楽団、読売日本交響楽団、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)など、オーケストラとの共演も数多い。現在、(一財)キリスト教音楽院講師、日本基督教団鎌倉雪ノ下教会オルガニスト。2021年より神奈川県民ホール オルガン・アドバイザーに就任。演奏に加え、「オルガンavecシリーズ」など個性を活かした斬新なオルガン公演の企画でも評判を呼ぶ。
 デビューCD「Joy of Bach」はフランスの音楽誌Diapasonにおいて音叉5つを獲得するなど、国内外で高い評価を受ける。2枚目「Pray with Bach」は第15回CDショップ大賞2023 クラシック賞を受賞。

オルガンの仕様

製作 ヨハネス・クライス社(ドイツ/ボン)
Johannes Klais Orgelbau(Bonn)
設置 1974年9月
ストップ数 30
パイプ数 2024本

フォトギャラリー

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