第78回 舞台芸術講座
ローベルト・シューマン生誕200年記念 レクチャー&コンサート
おめでとうシューマン! 童心と憧れの音楽を祝って

  • 日時 2010/6/5(土)14:00 開演(13:30 開場)
  • 会場 小ホール
  • KAme
    先行
    2010/3/30(火)
  • 一般発売 2010/3/31(水)
  • お問い
    合わせ
    神奈川県民ホール 事業課 045-633-3721
世界的シューマン学者が語る、大作曲家の優しく無垢な魂 シューマンが生きた19世紀は、産業革命にわき音楽、文学、演劇、美術などあらゆるジャンルを通じて「ロマン主義」の新風が吹き渡った時代でした。その旗手として、ヨーロッパ成熟と革新の時代を駆け抜けたシューマンは、詩と音楽の源泉からインスピレーションを汲み上げ、ピアノ曲、歌曲に独創的なロマン的新様式を確立する一方で、ベートーヴェンやシューベルトの伝統を受け継いで普遍的な古典性も追求し、室内楽、協奏曲、交響曲などあらゆる分野に膨大な数の作品を残しました。また、音楽批評にも健筆をふるい、ショパンやブラームスなど多くの逸材の登場をいち早く世に知らせるなどの功績も残しました。しかし彼は一方、晩年にいたるまで子どものように純粋な心を持ち続け、妻クララと子どもたちをこよなく愛す優しい父親の顔を持つ人でもありました。 6月8日のシューマンの誕生日を前に、世界的シューマンの権威として名だたる音楽家、研究者らの信頼を集めて長くヨーロッパで活躍し、特に、ドイツの公共事業であり現在世界のシューマン楽譜の決定版と言われる「新・シューマン全集」の編集主幹として知られるウィーン大学名誉教授、前田昭雄氏を講師に招き、演奏を交えてシューマンの多面性を持った魅力に迫るレクチャー&コンサートを開きます。 第一部では『トロイメライ』や『楽しき農夫』など親しみやすい名曲、滅多に聴けない若書きのピアノ連弾曲などの演奏を交え、シューマンの家庭や親しい友人たちとのサロンで繰り広げられたであろう暖かい音楽のひとときを再現。その『童心と憧れ』をめぐって繰り広げます。そして第二部では、ヴァイオリンソナタ等、後期のより本格的作品演奏を交えて、深い謎に満ちた大作曲家の作品世界に分け入ります。 世のシューマニアーナたちを今も魅惑してやまないその魅力に、ぜひ触れてみて下さい。 生誕200年祭の今年だからこそ聴ける企画です! 講師:前田 昭雄(ウィーン大学名誉教授/「新シューマン全集」編集主幹) 出演:前田 朋子(ヴァイオリン)    金子 薫(ピアノ) ほか 予定プログラム 第Ⅰ部 小さな、大きな《仲間たち》といっしょに ¨『12の連弾小品』(Op.85)より 「お誕生日のマーチ」「クマさんの踊り」ほか ¨『少年のためのアルバム』(Op.68)より 「メロディー」「楽しき農夫」ほか ¨『少年歌曲集』(Op.79)より 「夕星」「蝶々」「春が来た」ほか 第Ⅱ部 音は描き、響きは語る ― 詩的な純音楽の発振 ¨『童話の絵本』(Op.113)より ¨『ヴァイオリン・ソナタ イ短調』(Op.105) ※プログラムは変更する場合がございますのであらかじめご了承ください。

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2010/3/30(火)

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一般:2010/3/31(水)

チケット料金
全席指定 一般2,000円 学生(24歳以下)1,500円
主催 神奈川県民ホール