細川久恵オルガンリサイタル

星々の光芒 ロマン派~語り合う音楽と詩

「細川久恵オルガンリサイタル」はオルガン音楽と、美術をはじめ様々なジャンルとともに創り出す新たな“響きの空間”として好評を博しているリサイタル・シリーズの第11回です。今回は、舞台、映画、TV等、国内外で活躍する俳優・岩瀬亮氏とともに、オルガン演奏と詩の朗読のコラボレーションに挑みます。

  • 日時 2023/11/25(土)15:00 開演(14:30 開場)
  • 会場 小ホール
  • 料金 全自由席 3,000円
  • KAme
    先行
    2023/8/30(水) 予定枚数終了
  • 一般発売 2023/9/1(金) 予定枚数終了
  • お問い
    合わせ
    新オルガンプロジェクト 光・風・音 事務局 03-3961-0515

リサイタルに寄せて Message

激動の19世紀・ヨーロッパを生きた芸術家たちは、

自らの視点で見つめた世界の様相を作品に表していきました。

ロマン派の幻想、抒情、内面の世界をオルガンと詩の対話で紡ぎます。

革新と創意に満ちた時代の輝きを是非お楽しみください。

 

 

 

風の中の旅人たち

18世紀後半から19世紀のヨーロッパは激動の時代を迎えます。封建社会から市民社会への変化は人々に自由と多様性をもたらしました。また同時にその社会は、矛盾や格差などの歪みを生み新たな不安定さをも抱えていきました。この光と影の時代に生きた芸術家たちは自らを含む「人間」とその感情に向き合い、時には痛みを伴うʻ生ʼの瞬間をていねいに作品に込めていったのです。

 

流星の光跡
ロマン派芸術の関心は自然や神話・伝説、異文化など、未知の世界へ向けられました。また、イメージや感情の共有を通してジャンルを超えた表現の交流が可能となりました。「精神の解放」は、固定化された形式の壁を突き破り創造の可能性を広げたのです。しかし時と共にその「革新」も、またひとつの時代の形式となっていきます。いま私は、新たな試みによってそれぞれの作家のʼ生きた証しʼである作品に触れてみたいと思います。ロマン主義の幻想、抒情、内面の世界を表わすオルガンのʻひびきʼと、朗読によって引き出されるʻことばʼとの交感が、「時の輝き」となって届きますよう願っています。 

出演/プログラム

【出演】

オルガン:細川久恵

朗読:岩瀬亮

 

【プログラム】

< 第1 部>
●鐘  /W.バード
●ブルターニュの讃歌による3つの狂詩曲より Ⅰ /C.サン=サーンス
●パストラール(12の小品より) / M.レーガー
●ʻ目覚めよ、と呼ぶ声ありʼ(52の易しいコラール前奏曲より) / M.レーガー
●トランペット・メヌエット /A.ホリンズ
●ペダル ピアノのための練習曲 /R.シューマン
●英雄的小品(3つの小品より)/ C.フランク

ーPOETERYー
●「若きウェルテルの悩み」よりオシアンの歌/J.W.V.ゲーテ
●「 アルブレヒト・デューラーに」/V.ユゴー
●ʻ無垢の歌ʼ より「序の詩」/W.ブレイク

●「民謡」/R.リルケ

 

< 第2 部>
●前奏曲とフーガ 二短調 /J.S.バッハ
●コラール前奏曲とフーガ〔おお、悲しみよ、心の苦しみよ〕/ J.ブラームス
●詩篇前奏曲 /H.ハウエルズ
●6つのオルガンソナタより第5番 /F.メンデルスゾーン
●天空の鐘(バスクの風景より)/ E.ボナール

ーPOETERYー

●「秋の歌」/P.ヴェルレーヌ

●「沈む日」/H.ハイネ
●「 ハムレット」より第三幕第1場/W.シェイクスピア
ʻルバイヤートʼ オマル・ハイヤーム(11世紀ペルシャ) コへレトの言葉(旧約聖書)
●「ひばり」/S-P.ルー
 

チケット

当日券
当日券は、14:00より小ホール入口にて販売いたします。
(前売り券と同額)
チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2023/8/30(水) ~2023/8/31(木)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2023/9/1(金)

チケット料金

全自由席 3,000円

主催/新オルガンプロジェクト光・風・音 http://org-proj.jimdofree.com
共催/神奈川県民ホール〔指定管理者 公益財団法人 神奈川芸術文化財団〕
後援/公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、読売新聞横浜支局、tvk
協力/よこはま市民メセナ協会