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夜間も交通量の多い大さん橋入口交差点 UD 3

(C)神奈川県民ホール

少しずつバリアフリー化
その 12 ピヨピヨカッコー信号機

  • 2017年2月15日 報告
  • 横浜市中区 大さん橋入口交差点

施設のバリアフリー化はできても、施設の周辺環境を変えるのは不可能だと思っていました。
でも、やってみたらできました。
道路の新設とか、車両の制限といった大仰なことではありません。
近くの交差点の音響装置付信号機、通称ピヨピヨカッコーの時間延長です。
ピヨピヨカッコーと聞いて、
「あー、あの四つ角の交差点で鳴ってる音のことか」と思い出す方も多いでしょう。
しかし、ピヨピヨが鳴っている時と、カッコーが鳴っている時では、
青になっている信号が違うのを知っている人は、少ないかもしれません。
そう、ピヨピヨカッコーは、どの方向の信号が青なのかを、
目の見えづらい人へ音で伝えているのです。

神奈川県民ホールのある日本大通り駅のそばに、
大さん橋入口という大きな交差点があります。
ここの信号でピヨピヨカッコーが鳴っているのは、朝の7時から夕方5時まででした。
時間が短いのは近隣住民への配慮です。
しかし、交差点付近には人家もマンションもありません。
そこで、信号を管轄する神奈川県警に相談すると、
県警から当該地域の自治会へ連絡が行き、 時間延長しても問題ない、となりました。
その結果、現在は朝の7時から夜の10時まで、ピヨピヨとカッコーが鳴いています。
これで夜のコンサート帰りのお客様も、遅くまで観光を楽しんだ方も安心です。
自治会と神奈川県警の方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

今後もフェイスブックやホームページで、 “少しずつ”進むバリアフリー化を報告していきます。

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