荻野由美子 オルガン リサイタル
Yumiko Ogino Organ Recital

ブラームスの旅

  • 日時 2017/6/10(土)15:00 開演(14:30 開場)
  • 会場 小ホール
  • KAme
    先行
    2017/3/18(土)
  • 一般発売 2017/3/24(金)
  • お問い
    合わせ
    神奈川県民ホール事業課 045-633-3798

ブラームスの旅 ~ドイツの音楽史の1ページを辿る旅

ブラームスの遺作「11のコラール集」との出会いはドイツ留学時代でした。ボンの郊外エンデニッヒにある教会でコンサートをすることになり、先生から「プログラムにシューマンとブラームスを入れてみては?」とアドバイスをもらったのです。その教会の横にはシューマンが最期の時を過ごした病院があるから・・と。今年没後120年を迎えるブラームス、彼はワーグナーに代表される新ドイツ主義最盛の時代にあって古典主義的な立場を貫き、ドイツの伝統を守り引き継ごうとしました。バッハに深く傾倒し、常に聖書を座右に置いていたブラームスが心のよりどころであったクララ・シューマンを失い、自らも病を得た時期にコラール作品に取り組んだことは自然な流れだったのでしょう。1896年、クララの死の直後に作曲されたこのコラール集は、クララの霊に捧げられると同時に自らの死への直視、旅路の終わりと永遠の命への想いが込められています。この作品集を中心に、バッハとバッハの音楽を再興したメンデルスゾーン、メンデルスゾーンの盟友でありブラームスを世に送り出したシューマンの作品も取り上げます。生涯「旅の人」であったブラームスが追い求めた先人達をさかのぼる旅は、ドイツの音楽史の1ページを辿る旅でもあります。そして先人達が待つ天国へと旅立ったブラームスに、皆さんと一緒に想いを巡らすことができればと思います。

荻野由美子

5/13「ブラームスの旅」プレレクチャーはこちら

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荻野 由美子(オルガン)Yumiko Ogino, Organ 菅 有実子(メゾ・ソプラノ)Yumiko Kan, MezzosopranoJ.S.バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533 F.メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ 第3番 イ長調 Op.65 J.S.バッハ:「18のライプツィヒ・コラール集」より“装いせよ、おお愛する魂よ BWV 654” R.シューマン:「ペダル・ピアノのための6つのカノン風小品」Op.56より 第1番 ハ長調  第2番 イ短調 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV543 J.ブラームス:前奏曲とフーガ イ短調 WoO9 J.ブラームス:「11のコラール集」op.122 ≪全曲≫ コラール独唱:菅有実子荻野 由美子(オルガン)Yumiko Ogino, Organ 神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻、およびデュッセルドルフ音楽大学卒業。オルガンを越川真純、島田麗子、廣野嗣雄、J.ゲッフェルトの各氏に師事。帰国後はNHK-FM放送、日本各地のコンサートホールや教会等においてソロ演奏を行うほか、オーケストラ・アンサンブル金沢などとも共演する。また室内楽や合唱団との共演など幅広い活動を行っている。現在、カトリック碑文谷サレジオ教会オルガニスト、神奈川県民ホール、および東京都北区北とぴあオルガン・アドバイザー、洗足学園音楽大学講師。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。 菅 有実子(メゾ・ソプラノ)Yumiko Kan, Mezzosoprano 東京藝術大学卒業、同大学院修了。二期会『フィガロの結婚』『フィレンツェの悲劇』、新国立劇場『ラインの黄金』『ワルキューレ』『ヘンゼルとグレーテル』等数多くのオペラに出演。コンサートでも、バッハ「マタイ受難曲」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」、マーラー「復活」等幅広いレパートリーを誇る。畑中良輔指揮による、CD「ブラームス ジプシーの歌/愛の歌」(ビクターエンターテインメント)がリリースされている。17年8月「二期会サマーコンサート」に出演予定。東京音楽大学教授、フェリス女学院大学講師。二期会会員

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2017/3/18(土) ~2017/3/23(木)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2017/3/24(金)

チケット料金
全席指定 一般 3,000円 学生(24歳以下)2,000円 5/13プレレクチャーとのお得なセット券3,500円 ※やむを得ない事情により演奏曲等が変更になる場合がございます。 ※未就学児の入場はご遠慮ください。
主催 神奈川県民ホール