やなぎみわ展 神話機械 
MIWA YANAGI: Myth Machines (※終了しました)

  • 日時 2019/10/20(日)~2019/12/1(日) (10:00~18:00 入場は17:30まで 開場)
  • 会場 ギャラリー
  • 展示室 第1展示室 , 第2展示室 , 第3展示室 , 第4展示室 , 第5展示室
  • お問い
    合わせ
    神奈川県民ホール 事業課 045-633-3795

1990年代から現在に至るまで、現代美術のみならず演劇界でも忘れられないアートシーンを創出してきた美術家やなぎみわ(1967~)。<エレベーター・ガール>で最初に注目を浴び、<マイ・グランドマザーズ>や<フェアリー・テール>といった一連の写真作品で世界的に評価を受け、2009年には第53回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表となる一方、翌2010年には本格的に演劇プロジェクトを始めます。

 大正期の日本を舞台に、新興芸術運動の揺籃を描いた「1924」三部作で話題を集めるほか、台湾で製造したステージ・トレーラーを母体に2016年から日本各地を巡礼している野外劇「日輪の翼」は、大きな感動を与えました。その舞台作品と並行し、日本神話をモチーフに桃を撮影した新作シリーズを制作しており、今回、日本で初めて発表します。

 また本展に向け、京都、高松、前橋、福島の大学等と連携した「モバイル・シアター・プロジェクト」が立ち上がり、マシンによる神話世界も展覧会場に生み出されます。美術と演劇の両極を往還することで生まれるやなぎ作品は、スペクタクル性とドキュメンタリー性が交錯し、虚実を幾重にも越境していくものです。待望された約10年ぶりの本個展では、これまで以上にやなぎの汲み尽くせぬ創造の泉に迫ります。

 

協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網、JAふくしま未来、JAグループ福島
助成:芸術文化振興基金
協力:京都造形芸術大学、香川高等専門学校、群馬工業高等専門学校、福島県立福島工業高等学校、京都工芸繊維大学 ROBOCON挑戦プロジェクト、一色事務所、堀内カラー
企画協力:一般社団法人MIWA YANAGI OFFICE

 

                

         

                                            ≪神話機械≫2019年 高松市美術館提供 撮影:表恒匡

                     左上より ≪タレイア≫、≪テルプシコラー≫、≪メルポメネー≫、≪ムネーメー≫

 

         

                        《女神と男神が桃の木の下で別れる:川中島》(部分)2016年 作家蔵

 

       

                                    ≪日輪の翼≫2016年 撮影:表恒匡

 

              

               ≪My grandmothers:YUKA≫2000年 作家蔵         ≪Untitled Ⅰ≫2004年 作家蔵

 

        

                                ≪次の階を探してⅠ≫(部分)1996年 高松市美術館蔵

◆関連イベント

やなぎみわ アーティスト・トーク(11月16日に変更)※終了しました

【日時】10月20日 (日)14:00~15:30(13:45開場)

【場所】神奈川県民ホール 6階 大会議室

【料金】無料(展覧会入場券が必要です)※先着150名

 

ギャラリートーク ※終了しました

  担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)です。

【日時】11月9日(土)14:00~ 当日会場へお越しください。

【料金】無料(展覧会入場券が必要です)※予約不要

 

構成・演出:やなぎみわ 出演:高山のえみ 音楽:内橋和久

【日時】11月29日 (金)、30日(土)19:30開演(19:00受付・上演時間 約1時間)

【場所】神奈川県民ホールギャラリー 第5展示室

【料金】全席自由(入場整理番号つき):ベンチ席 2,000円  立見1,500円 各回定員100名

※両日ともベンチ席は完売いたしました。

【チケット取扱】チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)

https://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/

発売日10月20日(日)

窓口:神奈川県民ホール2F(10:00~18:00)/ KAAT神奈川芸術劇場2F(10:00~18:00)/ 神奈川県立音楽堂(13:00~17:00 月曜休)

 

*当日に限り、本チケットの提示で展覧会をご覧いただけます。(17:00閉場)

*11月29日(金)終演後にアフタートークあり。

ゲスト:水沢勉(神奈川県立近代美術館 館長)、谷川道子(ドイツ演劇研究者)

*未就学のお子様の入場はご遠慮ください。

※本プロジェクトは、JSPS科研費JP17H00910に関連する作品です。

神話機械 Myth Machines 上演予定(マシンにより無人公演)のお知らせ

平日............11:00/15:00
土・日・祝...11:00/14:00/16:00
上演時間は約15分です。
※マシンの整備等により、上演の有無や時間に変更がある場合がございます。
※無人公演及び第5展示室(バルコニー上は除く)のみ、写真・動画の撮影が可能です

 

やなぎみわ プロフィール

(写真:熊野新聞提供)

 1967年神戸市生まれ。1991年京都市立芸術大学大学院(工芸専攻)修了。1990年代半ばより、若い女性をモチーフに、CGや特殊メークを駆使した写真 作品を発表。制服を身につけた案内嬢たちが商業施設空間に佇む《エレベーター・ガール》シリーズ、2000年より女性が空想する半世紀後の自分を写 真で再現した《マイ・グランドマザーズ》シリーズ、少女と老婆が登場する物語を題材に した《フェアリー・テール》シリーズ等により国内外で個展多数。2009年第53回 ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表。2010年には福島県立美術館で開催さ れた「胸さわぎの夏休み」展に出品。2011年より本格的に演劇プロジェクトを始動 。大正期の日本を舞台に、新興芸術運動の揺籃を描いた「1924」三部作を美術館と劇場双方で上演し話題を集めた。あいちトリエンナーレ2013にて上演した「ゼロ・アワー 東京ローズ 最後のテープ」は2015年アメリカ数か所を巡回した。横浜トリエンナーレ2014を皮切りにステージトレーラー・プロジェクトが立 ち上がり、2016~17年には野外劇「日輪の翼」となって横浜・新宮・高松・大阪・ 京都への移動公演を行った。2019年秋、神戸において上演予定。また2018年 高雄市美術館(台湾)の国際企画展に招待され、新作写真シリーズ《女神と男神 が桃の木の下で別れる》等を発表した。


展覧会アーカイブ

本展「やなぎみわ展 神話機械」は、2019年2月に高松市美術館で立ち上がり、その後1年をかけて4会場を巡回しました。各開催地で進化変容を遂げて行った新作《神話機械》をはじめ、各会場に限定した試みやそこから派生した様々な展開についてまとめた報告書を作成しました。

「やなぎみわ 神話機械」報告書PDF ←こちらをクリックしてご覧いただけます。

 

チケット

チケット料金
一般1,000円 学生・65歳以上700円 高校生以下 無料 *障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
主催 神奈川県民ホール[指定管理者:公益財団法人 神奈川芸術文化財団]、読売新聞社、美術館連絡協議会