C × Baroque シー・バイ・バロック
大塚直哉が誘うバロックの世界 Vol.1
バロックの生まれた時~オペラの誕生
日本を代表するチェンバロ奏者の道案内で、150年に渡るバロック音楽の世界を探訪するコンサート・シリーズ(全5回)。記念すべき初回公演のテーマは、「バロックの生まれた時~オペラの誕生」。バロックの始まりの歌曲と言われるカッチーニ『麗しのアマリリ』から始まり、モンテヴェルディ『オルフェオ』や、ヘンデル『エジプトのジュリオ・チェーザレ』といったバロック・オペラの名場面など、バロック音楽が花開いた17世紀イタリアの作品を中心としたプログラムをお届けします。特別ゲストの宮田まゆみとのコラボレーションでは、一柳慧が1998年に発表した笙とハープシコードのための『ミラージュ』をお楽しみください。
- 日時 2022/3/26(土) 15:00 開演 (14:15 開場)
- 会場 小ホール
- 料金 全席指定 一般 4,000円 学生(24歳以下・枚数限定)2,000円
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KAme
先行 2021/11/20(土) - 一般発売 2021/11/27(土)
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お問い
合わせ 神奈川県民ホール 事業課 045-633-3721
メッセージ
ゆがんだ真珠を意味すると言われる「バロック」という言葉が、いまなおわたしたちを揺さぶり、惹きつける力を持っているのはなぜなのでしょう。バロックは、直線や均等なものよりも、美しい装飾をまといながらうねる曲線や、光と影のようなダイナミックな対比に生命力を感じ、そして大胆な空間意識の中に、宇宙の、自然の、そして人間の真理を追究しようとした芸術です。 17世紀から18世紀にかけてのヨーロッパの音楽における「バロック」を代表する楽器のひとつ 「チェンバロ」の奏でる音は、瞬時に多くの人に強い刺激を届けようとする現代のアートシーンの表舞台には出にくいものですが、しかし、心のひだにそっと届いて、思いもかけない感情を揺さぶる力を秘めています。このチェンバロという楽器をナビゲーターに、毎回、様々なゲストをお招きしながら、この古くて新しい「バロック」音楽の世界を見渡そうというシリーズが始まります。
初回は、「バロックの生まれた時~オペラの誕生」と題して、鈴木美登里さん、中山美紀さんという素晴らしい二人の歌手とともに生まれたばかりのバロック・オペラの名場面など、17世紀イタリアの作品を中心にお届けします。また、特別ゲストの宮田まゆみさんとお送りする、笙とチェンバロのための作品「ミラージュ」からも、異なる2つのものの対比と融合から大きなエネルギーを生み出そうとしたバロックの精神と共通するものを聴き取っていただけるかもしれません。ぜひ、お楽しみに!
大塚直哉
出演
大塚 直哉 OTSUKA Naoya, Cembalo
東京藝術大学楽理科を経て同大学院チェンバロ専攻、アムステルダム・スウェーリンク音楽院チェンバロ科およびオルガン科修了。アンサンブルにおける通奏低音奏者として、またチェンバロ、オルガン、クラヴィコードのソリストとして活躍するほか、こうした古い時代の鍵盤楽器に初めて触れる人のためのワークショップを各地で行っている。ソロCD「ルイ・クープラン:クラヴサン曲集」 (ALM RECORDS)のほか録音多数。現在、東京藝術大学音楽学部教授、国立音楽大学非常勤講師。宮崎県立芸術劇場、彩の国さいたま芸術劇場のオルガン事業アドヴァイザーを務める。「アンサンブル コルディエ」音楽監督。日本チェンバロ協会会員。NHK・FM「古楽の楽しみ」案内役として出演中。
公式サイトhttp://utremi.na.coocan.jp/
宮田 まゆみ MIYATA Mayumi, Sho
東洋の伝統楽器「笙」を国際的に広めた第一人者。古典雅楽はもとより、武満徹、ジョン・ケージ、細川俊夫など現代作品の初演も数多く、サイトウ・キネン・オーケストラ、NHK交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニックほか国内外のトップオーケストラとも数多く共演。加えて各国の音楽祭への参加、ウィーン、パリ、アムステルダム、ミラノ、ニューヨークなどでのリサイタルと幅広く活躍。近年ではケージ『One9(笙独奏のための)』全曲演奏会、古典「調子・入調」全曲演奏会などでも高く評価されている。
鈴木 美登里 SUZUKI Midori, Soprano
神戸に生まれる。京都市立芸術大学声楽科及び同大学院修了。京都音楽協会賞受賞。在学中はドイツリートを中心に研鑽を積み、卒業後にはイタリアオペラを故アンドレア・バランドーニに師事した。その後、興味を抱いていた古楽の研鑽を深めるため、兵庫県芸術文化海外留学助成金を受けオランダに留学。アムステルダム及びブラバント音楽院にて、ソロと声楽アンサンブルをマックス・ファン・エグモント氏、Dr.レベッカ・スチュワート女史に師事。デイプロマを取得した後、国内外の多数の古楽グループに参加し演奏活動やレコーディングを行う。2000年に帰国し、ソロ活動の他、中世・ルネサンス・初期バロック期の声楽アンサンブルの研究に力を注ぎ、コンサートや講習会など積極的な活動を展開。2002年、日本では数少ないマドリガーレ・アンサンブル 『ラ・フォンテヴェルデ』 を結成。2013年からクラウディオ・モンテヴェルディのマドリガーレ集全曲演奏及びレコーディングを開始し、2018年に完結。
中山 美紀 NAKAYAMA Miki, Soprano
横浜市出身。県立弥栄高校音楽コースを経て東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程独唱専攻修了。卒業時にアカンサス音楽賞及び同声会賞を受賞。第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第1位、全国大会第3位。第30回国際古楽コンクール〈山梨〉最高位。第2回スペイン国際音楽コンクール第1位。第24回ABC新人音楽賞受賞。他多数入賞。主に古楽や宗教曲のソリストとして活動し、ヘンデル《メサイア》、J.S.バッハ《ロ短調ミサ曲》《マタイ受難曲》、ロッシーニ《小荘厳ミサ曲》、マーラー《交響曲第4番》《千人の交響曲》をはじめ多くのソロを務める。これまで神奈川フィル、東京シティフィル、川崎室内管等と共演。メディアでは「題名のない音楽会」「ららら♪クラシック」「日本名曲アルバム」に出演する。バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバー。https://nakayamamiki.com
プログラム
G.カッチーニ:『新音楽』から「麗しのアマリリ」
C.モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』から「私はペルメッソ川のほとりより」(音楽の女神のモノローグ)
G.F.ヘンデル:歌劇『エジプトのジュリオ・チェーザレ』から「つらい運命に涙はあふれ」(クレオパトラのアリア)
G.F.ヘンデル:シャコンヌ ト長調(チェンバロソロ)
一柳慧:笙とハープシコードのための「ミラージュ」 ほか
「C×Baroque 大塚直哉が誘うバロックの世界」シリーズラインナップ
日本を代表するチェンバロ、オルガン、クラヴィコード奏者・大塚直哉の道案内で、150年に渡るバロック音楽の世界を探訪する全5回のコンサート・シリーズ。公演ごとに異なるテーマを設け、大塚直哉やゲストアーティストの演奏をじっくりとお楽しみいただきます。古くて新しいバロック音楽の世界。古楽のスペシャリストの道案内で、その150年の歴史を辿りましょう。
Vol.1 バロックの生まれた時~オペラの誕生 2022年3月
Vol.2 バッハの小宇宙~平均律クラヴィーア曲集第1巻 全曲 2023年3月
Vol.3 バロック舞曲の魅力~フランスの宮廷舞踏と音楽~ 2024年3月
Vol.4 バッハからの"招待状"or"挑戦状"!?~出版された《クラヴィーア練習曲》シリーズより 2025年3月
Vol.5 “コンチェルト”と“ソナタ”~バロックの申し子たちの成長とその先 2026年3月
※内容は変更になる場合があります。
神奈川県民ホールのチェンバロ
~古いフランスの様式で丁寧に作られたチェンバロ~
フレンチ ダブル マニュアルハープシコード 音域 FF~f³(61鍵)
after "N.et François Blanchet 1730" VON NAGEL PARIS 1994
神奈川県民ホールのチェンバロ(ハープシコード、クラヴサン)は、ニコラ・ブランシェとフランソワ・ブランシェ親子が1730年に製作した楽器を基に、パリのアトリエ フォン ナーゲル社において1994年に製作された楽器です。
ブランシェ家は、18世紀のパリで四代続いた著名なチェンバロの製作家一族で、フランソワとニコラは、その初代と二代目にあたります。
アトリエ フォン ナーゲル社は、1963年にラインハルト・フォン・ナーゲルとパリの美術家具職人によって設立され、後にウィリアム・ダウトが加わることにより、多くの歴史的チェンバロを製作し世界的な名声を得ています。
メディア掲載情報
2022/2/28 ぶらあぼONLINE 大塚直哉インタビュー
2022/2/19 雑誌「モーストリー・クラシック」4月号 大塚直哉インタビュー
2022/2/18 雑誌「ぶらあぼ」3月号 大塚直哉インタビュー
2022/2/16 神奈川新聞 大塚直哉インタビュー
2022/2/15 雑誌「音楽現代」3月号 大塚直哉インタビュー
2022/2/14 ぶらあぼONLINE 公演紹介
2022/1/28 雑誌「ぶらあぼ」2月号 公演紹介
2021/11/19 WEBメディア「スパイス」 公演紹介
チケット
当日券 |
■前売り券について
公演当日の窓口での密集・接触リスクを減らすため 開演2時間前(3月26日13:00)まで、チケットかながわ(電話・WEB・窓口)にて取り扱います。 ※公演前日18:00以降~当日のご予約は、クレジットカード決済⇒セブンイレブン引取(発券手数料110円/枚)、もしくは窓口でのご購入となります。 ■当日券について 前売り券販売終了後、残席がある場合のみ 当日券を開演の45分前(14:15)から、小ホール受付にて販売します。 当日券の有無は、チケットかながわへお問い合わせください。 ※お名前と連絡先を伺います。予めご了承ください。 ※未就学のお子さまはご入場いただけません。 ご予約・お問い合わせ:チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00) https://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/(24時間) |
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チケット発売日 |
KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2021/11/20(土) ~2021/11/26(金) かながわメンバーズ入会はこちら一般:2021/11/27(土) |
チケット料金 |
全席指定 一般 4,000円 学生(24歳以下・枚数限定) 2,000円 |
主催 | 神奈川県民ホール[指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団] |
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助成 |
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
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【託児サービス】
場所:県民ホール6F小会議室 託児料¥2,000
イベント託児マザーズ
電話:0120-788-222(平日10:00~12:00/13:00~17:00 公演1週間前までに要事前予約)
メール : info@mothers-inc.co.jp
ご来場のみなさまへ 感染症対策にご協力をお願いいたします。
神奈川県民ホールでは新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演・展覧会等を実施します。
ご来場前に必ず、当ホールホームページの「ご来場のお客様へのご案内」をご確認ください。
また、当面の間、入場者数を制限して実施します。
・施設内では原則としてマスクの着用をお願いします。
・体調がすぐれないお客様、37.5度以上の発熱や咳などの症状があるお客様はご来館をお控えください。
・手洗い、消毒、ソーシャルディスタンスの確保、サーモグラフィ等による発熱検査へのご協力をお願いします。
・飲食、会話はお控えください。
・ご来場の際には、神奈川県「LINEコロナお知らせシステム」へのご登録をお願いします。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響のほかやむを得ない事情により、公演・展覧会等が中止・変更になる場合があります。